無限ナンピン

同じことを何度も繰り返さないために反省の意味も込めて、
金曜日にやってしまった無限ナンピンについて、トレード中に何を思い、
どのようにすれば良かったかを考えてみようと思います。


トレード中に思っていたこと
1️⃣1分足チャートで75日移動平均線で反発+MACDが上昇トレンドへの
 転換のサインだと思い「買い(黄色丸)」でエントリー

・反省点①
 上位足(5分足)で上昇トレンドか下降トレンドのどちらであるか確認すべきで
 あった。5分足であれば完全な下降トレンド中であった。
・反省点②
 1分足では5本も上ヒゲをつけていたので、相当上値は重いことを認識すべきであった
・反省点③
 買いでエントリーするのであれば、最低でも25MAをローソク足実体で
 上抜けしたことを確認してからエントリーすべきであった。


2️⃣節目ごとに反発すると思いナンピン
 「75MAタッチ時+VWAPタッチ時+一時的な反発時(橙色丸)」

・反省点④
 エントリーする際にどこを割ったら損切りするかを決めずにエントリーしてしまった。
・反省点⑤
 それぞれのポイントで反発せずにそのラインも割ってしまったのであれば、
 ナンピンなどせずに損切りすべきであった。
(その間、上位足で見るとずっと下降トレンド中であった。)


3️⃣損失額が限界値と思い損切り(ピンク色丸)
・反省点⑥
 引き付けに引き付けて下ヒゲのポイントで損切り(損失最大のポイント)となった。
 (判断が遅すぎる。むしろ反発の兆候があった。)


◎改善点
①エントリーする際は、上位足(最低でも5分足以上)でトレンド方向を
 確認してからエントリーする。
 もし、1分足を参考にしてエントリーするのであれば、MAXでも4分以内に決済する。


②最悪でも1つ目の大きな節目であった75MAをローソク足実体で割った段階で損切りする。


◎別の視点
三菱重工業の日足を確認すると、ここ数日の日経の下げと同じような下げ幅で
下落しているので、日経平均と連動性が高い事がわかる。
1分足でもかなり連動していることがわかる。


一方で、川崎汽船の日足を確認すると、日経平均が3日で1500円近く
下げていて他の銘柄も多くが75MAにタッチしてる中、下げが限定的で
75MAにタッチすることなく反発している。
そのことから、しっかりと買い支えられており、上昇圧力が強い銘柄であると推測される。


特に、1分足を確認したら分かるが、日経平均や多くの銘柄が下げている
時間帯(黄色四角)でも下げは限定的となっている。
このことが事前に分かっていたら、買いでエントリーするにしても
下げ幅が限定的なことが想定される川崎汽船を選定して
エントリーすべきであった。
逆に、売りでエントリーする場合は、下げ幅の大きい川崎重工業を選定すると
利益を伸ばし、損失を減らすことができると思う。


最後に、一番下の図でも示している通り、今回の買いのポイントは
グランビルの法則の⑥の売りポイントで、ナンピンした箇所は⑦の
売りポイントでした。
もし、売りでエントリーできていた場合、ナンピンしたそれぞれの箇所は
絶好の売り増しポイントであり、逆のトレードをしていたら
完璧なトレード(打診売りから売り増しで利益を伸ばし底値で利確)であったと
思うと、つくづくトレードが下手だなぁと反省ばかりです。


◯7011三菱重工業(1分足)

◯7011三菱重工業(5分足)

◯7011三菱重工業(日足)

◯日経平均株価(日足)

◯日経平均株価(1分足)

◯9107川崎汽船(日足)

◯9107川崎汽船(1分足)

◯グランビルの法則